なにもしなくても痩せる?基礎代謝を高めて美しい身体を手に入れる方法
運動をしっかりして筋力をつけると、引き締まったボディが手に入るだけではなくて、基礎代謝も上昇します。基礎代謝が上がることで、リバウンドしにくく、加えて食べても脂肪がつきにくい体になってくれます。今回は基礎代謝とはなにか、そして実際に上げる方法までを詳しく説明します。基礎代謝を上げて、美しい身体を手に入れましょう。
基礎代謝ってなに?
そもそも基礎代謝とは、人間が生きていく上で消費するカロリーのことです。運動をしなくても人間の体の機能を維持するためにエネルギーは使われています。この代謝エネルギーを基礎代謝といいます。一般的に基礎代謝のピークは10代後半をピークに下がっていきます。しかし、運動やトレーニングをすることで、筋力の衰えをカバーし血行を良くすることで上げることが可能なのです。
基礎代謝を高めるメリット
では、基礎代謝を上げることはどのようなメリットがあるのでしょうか?体の代謝が上がることで、人間の体の体温に変化が起こり、様々な健康効果を引き起こすことが知られています。
痩せやすく太りにくい体になる
基礎代謝を上げる一番のメリットは、痩せやすく太りにくい体に変えることができる点です。基礎代謝の中で一番担っているのは、人間の筋肉です。筋肉の機能はグリコーゲンやアミノ酸、脂肪からエネルギーを作るのが大きな役割です。基礎代謝が高いと体内にあるエネルギーをどんどん使用してくれるため体内に脂肪がつきにくくなるのです。体内に入った糖が主に脂肪として貯められますが、貯められる前にエネルギーとして燃やしてしまうわけです。加えて、エネルギーがすぐに作られるので疲れにくくなります。
体温が上昇し体の機能が向上する
基礎代謝上がることで一番起こる変化は、体温の上昇です。実は、基礎代謝が低下し始めると体の体温を維持するために作る熱エネルギーの量が減少します。そのため、基礎体温が低下してしまうのです。体温が低下することで起こる一般的な不調は、筋肉が冷えることで起こる凝りの症状、血行不良による冷え症、生理痛、酵素の働きの低下による消化不良や体のエネルギーを作る機能の低下にも関わっています。
基礎代謝が上がることで、体の冷えのよる体の不調を防ぎ、本来持っている老廃物の放出も良くなります。特に人間の体の機能を支える酵素は、体温が1度下がると、かなりの機能低下となり体本来の力を発揮できなくなります。病気ではないものの、不調の元の冷えを治すことができます。
免疫力が向上し風邪の予防になる
基礎代謝が上がることで風邪もひきにくくなります。これは、免疫細胞が移動するリンパ液の流れが良くなることで、細菌が増殖した場所への移動が早くなります。免疫細胞の活動しやすい温度は低温よりも、平熱の36℃以上が活動しやすいとされています。そのため、低体温の人よりも平熱の人が風邪ひきにくいのと同じ理屈です。基礎代謝が高い人は、血行もリンパの流れもよいためよりひきにくくなります。
基礎代謝を高める方法
基礎代謝を高めるには、運動だけではなくて、小さなコツがあります。運動は厳しくても、まずは手軽にできるものから順にコツを紹介します。
水分摂取を意識する
水分摂取は基礎代謝を上げる上で非常に重要なポイントです。血行が悪い状態が続くと基礎代謝に影響を及ぼします。そのため、朝起きたら水分を摂るこまめに摂取することはとても重要です。人間の血液の水分が少なくなると滞ってしまうので、体の基礎代謝が落ちる原因になります。朝起きて汗をかいて水分不足の体をいたわり、一日こまめに1500mlの水分を摂りましょう。
温かい飲み物や入浴
体が冷えている場合は、まずは温めることが肝心です。基礎代謝が低いと作られる熱の量が少ない影響で血流が悪くなっています。筋肉に血流が少ないと更に熱が作られにくくなる悪循環を断ち切るために、温かい飲み物を摂る、入浴をすることがおすすめです。体内、体外から熱を与えることでしっかり体の血流を改善することができます。注意してほしいのは、入浴は湯船に浸かることが肝心です。
ストレッチや筋トレ運動の習慣をつける
血行が滞る原因に動かしていない筋肉があります。意識して凝りをほぐすストレッチや、筋トレ、運動の習慣をつけることで改善することができます。運動をすることのメリットは、運動によって使う筋肉が鍛えられて筋肉が太くなり、その分疲れにくいだけでなく代謝も上がります。
基礎代謝は人間の体の機能を維持すために必要な、エネルギー消費を言います。人間の機能を維持するために使用されるエネルギーが高くなれば、その分痩せやすく太りにくい体になることができます。それだけではなく、冷えによる体の不調や免疫の機能を向上させ風邪ひきにくくなります。代謝を上げるポイントは、寝起きとこまめな水分補給、温かいものを食べお風呂に入る、ストレッチや筋トレ、運動の習慣を取り入れることが最短で確実な方法になります。